代理出品詐欺
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よくある詐欺事例

オンラインゲームのアイテム詐欺
 
>> 手口

インターネット上では、オンラインゲーム上で自分のキャラクターが使用するためのアイテムや仮想通貨を、現金取引(リアルマネートレード:RMT)するためのサイトがいくつも存在しています。

RMTの一般的な取引の流れは、先ず、そのような専用サイトの掲示板やメールを利用してアイテムや仮想通貨の売買を行い、取引が成立すると、買主は代金を先払いし、売主は実際のオンラインゲーム上で目的のアイテム等を引き渡しします。

しかし、中には代金を支払ってもアイテムや仮想通貨を引き渡してくれないというトラブルも多く発生しています。お互い個人情報をはっきり明かさないままに取引することも多く、被害に遭っても、その相手が誰なのかも分からず、解決できない可能性が高くなります。

このような取引をコソコソやるのは、RMTが、ほとんどのオンラインゲームでは禁止事項とされているからです。オンラインゲーム会社にRMTをしたことが分かってしまうと、アカウント停止などの厳しい措置がとられてしまいます。

なので、取引したいユーザは個人が特定されることを恐れて、あえて個人情報などを明かさず、また連絡はフリーメールを利用するなどして取引してしまうため、かえって詐欺の餌食になりやすく、また被害に遭っても、その被害を表立って公表できないという状況になります

 
>> 未然に防ぐには

しかし、オンラインゲームのトラブルでもっとも多いのは、使っていたアカウントが突然停止されたことや、その交渉時のサポートの対応が悪いことに関するものです。

オンラインゲームは、様々な経験値を積むことで、自分のキャラクターが成長していくことの楽しみと、ゲーム上で他の人とコミュニケーションをとることで交流を深めていくことが出来るという楽しみがあります。

その、何ヶ月、何年と利用してきた自分の大事なキャラクターを、ある日突然利用できなくなることは、オンラインゲームユーザには耐え難いことだと思います。また、そのような措置がとられた場合のオンラインゲーム会社の対応には、ほとんど何も期待できないという現実があります。

そのような措置を取られてしまうのが困るのであれば、そのオンラインゲームのルールを守り、少なくても禁止事項とされていることには一切手を出さないことです。

ユーザによっては、RMTで金銭的な被害に遭うことも悔しいですが、それが判明してオンラインゲーム会社から行われるアカウントの停止措置のほうが、もっと苦痛になる可能性もあります。

まして、相手の個人情報が分からないまま、存在が確認できない状態での取引は避けてください。

 
>> 被害に遭ってしまったら

入手困難なアイテムや仮想通貨は、RMTで高額で取引され、被害は一度に何十万円になることもあります。

同じオンラインゲーム上のアイテムや仮想通貨を取引している以上、相手のアカウントも同じゲーム内にあるはずです。

しかしこれまでの説明のように、オンラインゲーム会社にそれを言っても、そのままではオンラインゲーム会社の協力が得られない可能性があります。

そこで、取引を行った掲示板などを設置しているサイトの管理人に報告して、相手の情報がないかどうかを聞いたり、協力を得てみてください。また、最寄の警察署に相談してみたり、警察よりオンラインゲーム会社に問合せをしてもらったり、代金の振込先口座があれば、その金融機関への働きかけについて相談してみてください。

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