レジストリーの修復用に、UniblueのPowerSuite(RegistryBooster(A)PowerSuite2010(B)SpeedUpMyPC2010(C)の3点パッケージソフト)と言う商品をインターネットからダウロードしてクレジットで支払ったが、申し込みの後の返信メールにある30日間返済保障により、解約、返金請求、自動更新拒否をしたいと思っている。
A商品を何度試しても修復途中で全く動かず、6時間ほど放置しても修復の兆しがなかった。その為B商品は手付かずのまま。C商品は向こうの手違いでB商品と重複し、その為シリアル番号による登録が出来ずに終わっている。
そして、買う際は日本語で購入できたが、お問い合わせフォームでは全て英語なので困っている。相談したいのは、こういったトラブルを解決できるのかということと、英語が苦手なのでこのことをどう向こうに伝えればいいのかという事である。
6月下旬から現在にかけて、このUniblueというメーカーの修復ソフトに関する相談が多数寄せられている。支払いに関しては、Cleverbridgeという決済会社が存在し、クレジットカード決済等が可能になっているようである。
販売されているソフトウェアが複数有り、ソフトウェアによっては30日間返金保証がついている。またマイクロソフト社のパートナーをあらわすロゴが張られており安心感を持たせている。
どちらもドイツの会社のようで、ソフトウェアを購入するときは日本語ページが存在しているが、問合せや交渉は、ドイツ語か英語で行わなければならない。
相談では、試用ソフトでパソコンのエラーを検索すると何百ものエラーが出てくるため製品版を購入、その購入したソフトウェアの効果に疑問があったり、利用できないといった内容で、解約したいが外国語が出来ず、問合せが出来ない、問合せしたが回答が長い英文で内容がわからないというものである。
ただ、同様の手口で、過去によくあったセキュリティソフトの押し売り(※)とは少々異なり、サイト事業者は存在し、英文であればサイトとは連絡が取れ、全くの詐欺とまでの判断は今のところ難しい感じである。
※ インターネット詐欺対策集 (押し売りセキュリティソフト)
www.ecnetwork.jp/sagi/trouble05.html
しかし、相談では、シリアルナンバーが付与されない、使用できないといった商品の問題も多く寄せられている。また、商品に問題がなくても返金保証があるが、その方法がわからないという相談も寄せられる。
ただ、この時点でカード会社に相談しても、正直、あまり親身に対応してくれるとは限らない。
そこで、サイトと連絡がとれる以上、返金や解約の交渉は先ずはサイトとすることになる。相談者自身による英文の交渉が難しい場合は、当ECネットワークでバックアップすることもあるが、それにより本人がサイトとやり取りし、この事例においてはサイトと返金の約束をこぎつけた。
解約しないと自動更新される可能性があるため、必要なければやはり解約の意思表示をする必要があるが、解約手続き自体は英文と言うことでたじろいでしまうと、せっかく返金保証などで返金される可能性があっても、時間切れでそれが使えなくなってしまう。
都合の良いところだけ日本語であっても、相手が海外事業者である以上、その後も全て日本語でやり取りできるとは限らない。その点を、消費者も理解する必要があるのかと思う。日本語でないからと諦めてしまうと、せっかくの権利も放棄することになってしまう。
特にEU諸国における通信販売では、商品においては、法律上、一定期間内は返品(クーリングオフ)が認められていることもあるため、その取引条件が確認できないと、かえってもったいない時もあるかもしれない。