(1)
先月末SNS内のゲームコンテンツでイベントがあったので、5000円ほど課金して遊んでいたところ、その課金した数日前に別のコンテンツにて出会い目的の行為があったとして強制退会をさせられた。
五年くらい、このSNSで遊んでいたが、そのような目的で利用したことは一切なく、ゲーム以外の利用は滅多にないので、内容は覚えているが、出会いに該当する行為はなかった。
Q&Aのコーナーで、[暇つぶしの方法を探している]という方に[僕とメールをする]と回答したのと、雑談の掲示板で、母の誕生日が近かったので年上の女性の方と話したいとスレッドをたてた2件である。
スレッドをたてたほうでは、若い方からも書き込みいただいたが、自称若い方だったので断った。質問者や回答者のプロフィールにはアクセスしていないので、性別や年齢すら知らない。
以上のことをSNS業者に確認して欲しいと連絡したが、何も教えてもらえない。
この場合5000円は支払わなければならないか。携帯料金に上乗せして引き落とされる決済を利用している。
(2)
先日、わいせつ目的の出会い利用があったという事でSNSを強制退会させられた。
リンクしていた友達と楽しむ程度のわいせつな文字による会話はあったが、決してわいせつ目的の出会い利用ではなかった。
SNSに問い合わせたが、メールのみ受け付けて電話での応対はしないとの事で、メールにて「もう一度しっかりと調査してください」と依頼したが、強制退会という結論だった。
わいせつ目的の出会い利用といった思い当たる事がないのに、このように強制退会させられるのだろうか。また、コンテンツを有利に進めるために課金していたものは返金してもらえないのだろうか。
オンラインゲームのアカウント停止に関する相談は相変わらず多いが、SNSサイトのアカウント停止(退会)措置に関する相談も出てきている。ただ、オンラインゲームのアカウント停止措置と、SNSのアカウント停止措置では、その理由に若干の差があるようである。
オンラインゲームの規約違反によるアカウント停止措置では、主にRMT(リアルマネートレード:アイテムのゲーム外での現金取引)や、不正プログラム(チート・BOTなど)の使用、他のユーザに対する嫌がらせなどの規約違反行為が理由となることが多い。
一方、SNSで相談が入るのは、上記のような不特定多数への出会いを目的とする行為やわいせつ目的、また商用利用なども考えられる。
どちらにしても、規約違反を理由にアカウント停止された場合は、もっていた仮想通貨やアイテムは補償されない。
ただ、最近のSNSは、登録するとたくさんのソーシャルアプリやオンラインゲームが利用できるようになり、課金サービスも豊富で、特に仮想通貨をチャージした直後のアカウント停止措置はユーザの不信に繋がりやすい。また、ゲームとは全く関係ない理由でゲームのアイテムや仮想通貨も一度に没収されるのも、ユーザは受け入れがたいのではないかと思う。
SNSのチェックや管理体制が強化され、更にゲーム上では課金サービスが増え、今後は仮想通貨を買う割合、そのチャージ額も大きくなっていく可能性にあるのだから、今まで通り、逆手を取られることを理由にアカウントの停止理由についての詳細をユーザに告げないという姿勢でこれからも突き進むのではなく、状況によっては柔軟に対応するべき時期がきているのではないだろうか。