(1)
インターネットのリサイクルショップにて購入したが、サイズ違いだった。先方に問い合わせをし、返金の話をし、受け取り後2時間以内に代金引換送料をこちら負担にて送る。その後、商品がこちらに戻ってきた。
電話連絡したら、先方の言い分は「そんな中に何が入っているのかわからんものを受け取れるか!」との対応だったため、こちらも返品を断る。その後返送した商品に関しては先方が受け取っていると思われる。
調べたところこの会社はフランチャイズでリサイクル業を増やしており、悪質業者検索でもヒットした。是非このような悪質業者を処分して欲しい。
(2)
アメリカの決済代行サービスが、金融決済というデリケートな問題に耐えうるレベルで展開されていないので、改善してほしい。また、行政の監督を受けてほしい。
経緯は、オーストラリアのサイトにてサプリメントを個人輸入として購入し、クレジットカードにて決済代行サービスを利用。8つ商品を購入したが、3つしか届いてないため、オーストラリアの送り主に注文内容の確認依頼をメールで送付したが、3度メールを送信してもいまだ返事なし。
カード会社に相談し、決済代行サービスへの相談を提案される。決済代行サービスに電話にて相談し、問題解決の流れを教えてもらいながら手続きを踏んだが、その教え方が不十分であったため問題は解決されず。再度、問題解決の流れを正しい手段にて行おうとしたところ、一度提出した問題は受け付けられないとのこと。
問題点としては、サポートデスクには日本人がいない、及びサポートデスクは自社のHPの画面を把握していない。
以上の点から、お金というデリケートな問題を解決するサポートデスクが適切なアドバイスができていない。ともすると、間違ったアドバイスをしている。
日本で営業活動をするに耐えうる準備をしないで営業をしているので、早急にサービスの改善をしてほしい。さらに行政の監督、何らかの指導を受けるようにしてほしい。
この現状では、通信販売全般に信用ができず、安心して取引ができない。
(1)
相談内容を見る限りでは、相談者が代金引換にて168,000円で事業者に返送し、途中受取の拒否等を双方で行っていたが、最終的には事業者が、代金引換にて商品返送を受けている状態と見受けられた。従って、返金がなされることとなり、取引自体はそれで終了している状態と思われた。
ただ、元々は注文品とサイズの違う商品が届いていたとのことだったので、自ら負担したその返送料の請求を求めて、さらにこの事業者との交渉を検討することも考えられるが、この点は相談者の気持ち次第かと伝えた。
ただ、相談者の要望である「このような悪質業者を処分して欲しい」という点に関しては、こちらは本来「事業者への指導」や「犯罪の摘発・取り締まり」を行う機関ではないため、お役に立つことが出来ないこと、今回の相談内容を見る限りでは、当該サイトを現時点にて処分する機関は存在しない可能性が高いということを伝えた。
(2)
もし決済代行サービスの救済が最終的に受けられない場合は、再度クレジットカード会社と相談し、時間がかかる可能性はあるが、クレジットカード会社より調査依頼を行ってみてはどうかと伝えた。
ただ、相談者の希望である、決済代行サービスへのサービス改善や指導等は、こちらでは一切の強制力を伴わないため役には立てないこと、例えば、事業者に対する更なるサービス改善を希望であれば、カスタマー経由でなく直接事業者の本社宛に経緯を記載した書面等を送付することにより要望を出してみたり、指導等を希望であれば、そういった権限を有する管轄官庁に直接問い合わせをするよう伝えた。
こちらでの消費者相談では、ネット取引にかかる相談全般を受けているが、もちろん、それらにおいては、事業者への指導や取り締まりに対する権限は一切有していない。そのことはサイト上にも明記はしているが、それでもこういった指導改善や取締りを希望する相談が時々入ってくる。
相談内容を見て、何かしらの業法や条例に違反するような可能性が感じられるような場合は、申し出が出来る機関をなるべく紹介するようにしている。
ただ、最近の問題は、たまたま(?)自分との取引においてトラブルが発生したからといって、まるでその事業者の存在自体が悪だ、という勢いで相談してくるケースが増えていることである。その場合は単なる個別救済になるから、そこで指導云々というのは、少々ピントがずれてくる。
でも、そういった相談者の場合、果ては「(いつも正しい)自分とトラブルを発生させるような、この事業者は社会に存在していてはいけない、これは自分のためではなく皆のためだ」という、最後に社会正義を持ち出してくるので、そうなるとなかなか対応に困る。自分の言っていることが社会のためにも正しいと確信しているので、相談受付時点でそれをちょっとでも否定しようものなら、攻撃の矛先がたちまちこちらに向かうのである。まあ、こういった相談者をいかに納得させて、気持ちよくお引き取り願うかは、相談現場における腕の見せ所でもあるのだが。